温泉と銭湯の違い: 何が違うのか、そして今夜はどちらに行くべきか
片方はお湯についての法律で、もう片方は建物についての法律で定義されています。料金、湯、雰囲気、それぞれの得意分野。そして、多くの人が実際に指している3つ目のもの、スーパー銭湯。
2026年9月4日 更新

温泉と銭湯は、どちらも大きな浴槽を楽しめる施設ですが、言葉が示すものは異なります。温泉は主に湯の成分や温度、銭湯は公衆浴場としての施設を指します。料金や設備、楽しみ方の違いを見ていきましょう。
ひとことで言えば、温泉は「お湯」で、銭湯は「施設」で定義されます。温泉は温泉法で、源泉の温度が25°C以上か、定められた19成分のいずれかを含む湯のこと。銭湯は公衆浴場法に基づく公衆浴場で、湯はたいてい沸かした水道水、大人の入浴料金は都道府県ごとに決まっています(東京都は2026年8月1日から600円)。多くの人が日曜日に「温泉」と呼んでいる大型の日帰り施設はスーパー銭湯で、法律上は温泉のことも銭湯のこともあります。
温泉: お湯で定義される
温泉は法律用語です。温泉法では、地中から湧き出た時の温度が25°C以上であるか、別表に指定された19の成分のどれかが規定量以上含まれていれば温泉です。どちらか片方で足ります。だから源泉が冷たくて加温している有名な温泉があり、東京のど真ん中の施設が十分深く掘れば堂々と温泉を名乗れるのです。
得られるもの: 個性のあるミネラルの湯。山の硫黄の匂いでも、アルカリ性泉のぬるぬるした感触でも。泉質の種類でそれぞれの感触を書きました。露天風呂があることが多く、眺めがあることも多い。料金は公営の日帰り温泉の数百円から旅館の数千円まで、そしてお湯が目的です。
銭湯: 建物で定義される
銭湯は公衆浴場で、公衆浴場法のもとで日常のインフラとして規制されています。お湯はたいてい沸かした水道水で、入浴剤を入れることも、たまたま源泉の上に建っていれば本物の温泉のこともある。料金(入浴料金統制額)は都道府県ごとに決められ、東京都では2026年8月1日から大人600円(それまでは550円)。他の都道府県はそれぞれ異なります。目的は街です。タイルの壁、描かれた富士山、40年間毎晩通ってきた常連。
銭湯は減っています。都内の公衆浴場は1968年の2,687軒から2023年には444軒まで減り、その間に家庭の風呂の普及率は42%からほぼ全世帯になりました。生き残った銭湯はサウナと良い水風呂を足していることが多く、だから銭湯サウナはひとつのジャンルになり、日本のサウナ文化の多くは実際には銭湯で起きています。
3つ目のもの: スーパー銭湯
日曜日に「温泉行こう」と言う人の多くが指しているのはスーパー銭湯です。十数種類の湯船、サウナ、食事処、リクライニングチェアの休憩室、そしてしばしば岩盤浴のあるフロア。源泉を運んできたり井戸を掘ったりして法律上は温泉のところもあれば、法律上は銭湯のところもある。訪れる側にはあまり関係ありません。料金は800から2,000円ほどが一般的で、目的は午後まるごと。
温泉と銭湯の違いは?
| 温泉 | 銭湯 | スーパー銭湯 | |
|---|---|---|---|
| 定義 | 湯の温度・成分(温泉法) | 公衆浴場としての施設(公衆浴場法) | 一般的な施設名称 |
| 湯 | 天然の鉱泉 | 沸かした水道水、時にそれ以上 | どちらも |
| 料金 | 500円から数千円 | 都道府県が決める。東京都は2026年8月から600円 | 800から2,000円ほど |
| 過ごし方 | 日帰り入浴や宿泊 | 日常の入浴 | 入浴、食事、休憩など |
| 向いているのは | お湯、眺め、旅 | 街、毎日の風呂、サウナ | 種類、休憩室、家族 |
| タトゥー | 断られることが多い | たいてい大丈夫 | たいてい断られる |
| タオルと石けん | 旅館なら用意、他は持参 | 持参か購入 | 込みかレンタル |
どちらに行くか
お湯が目的: 温泉。建物ではなく、泉質で選ぶ。
今夜風呂に入りたくて、都市に住んでいる: 銭湯。安く、近く、サウナは思ったより良いことが多い。
家族やグループで午後まるごと: スーパー銭湯。
タトゥー: 銭湯か、温泉の貸切風呂。
どちらを選んでも、湯船に入る習慣そのものには意味がありそうです。日本人約3万人を追跡したJPHC研究では、ほぼ毎日湯船に入る人は週2回以下の人に比べて、循環器疾患の発症リスクが28%低いという結果でした。
Furologでの記録
Furologは泉質を記録でき、温泉での記録と銭湯での記録は、湯温が同じでも履歴の中で違って見えます。泉質は都道府県マップと泉質別の統計につながります。天然の温泉でない銭湯は、ただの入浴として記録されます。マナーはどちらも同じで、はじめての温泉マナーに書きました。
あわせて読みたい: はじめての温泉マナー · 泉質の種類 · アップルウォッチ(Apple Watch)を銭湯やお風呂に
参考文献
- 温泉法(昭和23年法律第125号)e-Gov法令検索
- 環境省「温泉の定義」(25℃以上、または別表19物質のいずれか)
- 公衆浴場法(昭和23年法律第139号)e-Gov法令検索
- 東京都浴場組合「入浴料金統制額改定のお知らせとご理解を」2026年7月21日(都内の大人入浴料金は2026年8月1日から600円)
- 東京都公衆浴場対策協議会 資料1「都内公衆浴場数の推移及び入浴料金統制額の改定状況」(都内銭湯は1968年2,687軒から2023年444軒に)
- Ukai T, et al. "Habitual tub bathing and risks of incident coronary heart disease and stroke." Heart. 2020;106(10):732-737. (JPHC研究:ほぼ毎日の入浴で循環器疾患リスクが28%低い)
まとめ
- 温泉: 天然の湧水。源泉で25°C以上か、19の成分のどれか。お湯が目的。
- 銭湯: 公衆浴場。料金は都道府県が決め(東京都は2026年8月から600円)、たいてい沸かした水道水。街が目的。
- スーパー銭湯: 多くの人が指している大型の日帰り施設。法律上はどちらも。
- 今夜: 銭湯。旅: 温泉。日曜に家族で: スーパー銭湯。


